クラ奏者のオケ探訪記

忘れないように自分が行った演奏会の感想を書いたりする。

N響2018年6月Bプロ 感想

2018年6月20日

カバレフスキー/チェロ協奏曲第2番
(チェロ/マリオ・ブルネロ)

来月自分が所属しているオーケストラがチャイ5を演奏するということで、乗り番はないのだが、アマチュアとプロじゃ実際生で聞いた時どの程度の差が生まれるのかという点が気になり鑑賞しに行くことを決めた。
Apple Musicやら、ユーチューブやらに上がっているチャイ5をひたすらに聞き漁って行った結果、正直感動は薄かった。ロシアやアメリカのオーケストラの分厚い金管セクションに体格からして勝てる雰囲気もせず、、結果も残念ながらという感じ。
サントリーホールで何度も海外オーケストラの演奏を聴いているので、このホールの特徴として、ペットが埋もれやすいとか、打楽器が必要以上に響くだとか、そういうことはないとそもそも知っていたので間違いないと思う。N響のペット、弱い!w
低音群(チューバ、バストロ)、ホルンは世界の名だたるオーケストラに引けを取らないほどパワフルな演奏だった気がする。まあそもそも、尾高忠明という指揮者はあっさりめな演奏を好むということで、ショルティスヴェトラーノフを好む自分にとってははなから合わなかっただけなのかもしれない…
N響のホルンセクションといえば、福川さんが世界的にも有名だけども、(そんなに詳しく知らない自分でも知ってるから)今回は福川さんじゃないもう1人の主席の方がトップを吹いていて、それでもホルンは間違いなく金管群の中で1番輝いていたと思う。さすがN響、メンバーの層の厚みもすごいのなあと痛感した。
まあ文句ばっかり書いているけど、あんまり期待してなかったチェロ協奏曲もめっちゃうまかったし、チャイ5も特に突出して良い部分がなかっただけで(ホルンはすごかった!!)、まとまりはさすがN響、教科書通りのお手本のような演奏だなあと感服いたしました。